さて、夜が明けてカーテンを開けるとビクトリア湾が見えて向こうに香港島が見えるわけですが、なんかちょっとけぶってるような気がします。
というか、香港に来たのに目の前にはぴちょんくんが…。お前のせいで海外気分が台無しだよ。
天気予報と気温とPM2.5の数値が順番に表示されるのですが…、そうか、大陸から汚い空気が流れてくるのか。初香港というか初中国なので、大気汚染なめてたわ。尖沙咀(チムサーチョイと読みます。)
なんだかんだでまずは尖沙咀の町を散策します。ホテルから外に出ると、けほ。けほ。
なんか臭い。埃っぽい感じもする。
昨日は空港に着いてからすぐに迎えの車に乗ってしまったのであまり気がつかなかったけど、空気が悪い。これから3日間この空気の中で過ごさなきゃならんのか…。
街は歩道が狭く、人は多い。それで、ビルの工事現場には竹で組んだ足場。ほんとに竹で組むんだ。テレビで見たことくらいはあるので知ってはいたけど、実際に見ると、こんなんでよく仕事ができるなぁと感心。2階建てバスも初めて見る。
しばらく歩いたのち、ようやくブランチということで、初飲茶!
尖沙咀のフェリーターミナルの建物の中の功夫點心というお店。
席に通されて、注文用紙に書いてある食べたいものの名前にチェックをつけて店員さんに渡すと注文ができるという仕組み。香港の飲茶は基本このような形らしいことは後でわかった。
というわけで、さっそく小籠包とエビ水餃子らしきものとマーラーカオを注文。
味はまあまあでしたね。店員さんの態度は微妙でしたけど…。多分こんなもんなんでしょう。マーラーカオはおいしかった。
食後にショッピングモールを散策。
大陸へのフェリー乗り場というだけあって、それなりにお店はあるのですが、あまり引き寄せられるものはなかった。ほかのショッピングモールには漢方薬屋さんがたくさんあって、桂皮なんて幹ごとまるまる売っていたのには驚きました。あと冬虫夏草がやたらと売られていたこと。人気なんですね。
フェリー乗り場の上の階から見た風景。左のほうにある高層ビルは環地貿易広場というビル。高さ484メートルもあり、中にはリッツカールトンが入っているという、、、。どんな光景が眼下に広がるのだろう。すごい話ですね。
さて、午後は香港島のほうへ出かけてみることに。
地球の歩き方を読んで、切符の買い方を確認する。
これが切符販売機。でかい。
駅名が書いてあるところをタッチすると、そこまでの運賃が表示され、お金を入れると切符(というかカード)が出てくる仕組み。
驚いたのが、ほとんどの紙幣が使えないということ。小銭を前もって用意しておかないと買えない。そう考えると、日本の切符販売機って親切よね。。。
地下鉄で海底を渡ります。中環駅で降りて、目指すはピークトラム。
駅を出てから7分くらい歩いただろうか。ピークトラムのふもとの駅に到着するなり、人だかりが見えた。行列できてるやん。。。
どうやら2時間弱は待ちそうな感じ。あきらめて帰ることも考えたが、一度は登っておいたほうがいいという話を聞いてもいたので、覚悟を決めた。
行列をなす人々のほとんどは大陸からの観光客のようだ。待っている間に調べたところによると、この数年は中国国内からの観光客が増えているらしい。他方、日本語はほとんど聞こえてこない。そういえば、香港の空港を出てから日本人をほとんど見かけていない。。。もっといるかもと思っていたのだけど。まあいなくていいんだけど。
とか考えていたら、行列の前で並んでいる中国系の観光客のおばさまたちが突然果物を食べ始めた。
おなか減ってるのはわかるけど、ここで果物食べるか。手に果汁がつくけど、どうするつもりなんだろって思った瞬間、背中側の噴水の水で手を洗い始めた。。。うん、そうだよね。ここは中国だもんね。
並ぶこと約2時間。ようやく見えた光景は、これ。
なんだよこれ。人ばかりじゃないか。この小さなケーブルカーから大量の人間たちが吐き出され、空っぽになったそばから今度は大量の人間が飲み込まれていく。ちなみにこの時点ではまだ車両に乗り込むことはかなわず。乗れたのは2本ほどあとの車両でした。
急斜面を登っていくこと10分弱。途中ところどころ眺めの良いところに出くわす。でもなぜか座ることができず立ちっぱなしだったので、下のほうの足のふくらはぎパンパン。そしてピークタワー駅に到着。
ピークタワー内ではエスカレーターでひたすら上に上ります。このエスカレーターですが、吹き抜けの中にくっつけているせいで、下が丸見えです。そして相当高いところまで登ります。高所恐怖症の妻は途中から不安になってしまい、目をつぶりながら乗る羽目に。。。ちょっとかわいそうなことをしました。付き合ってくれてありがとう。
そしてやっと展望台に。見えた夜景はこんな感じ。
きらびやかですね、高層建築物が密集しています。私たちにとってはこの風景は非日常なので美しさを見出すことができますが、ここで暮らしている人々からするとどのように映るのでしょうか。それはそれで興味があります。
そういえばドローンがいくつか飛んでいたな。ドローンで夜景とると、それはまた違った美しさなんでしょう。でも、飛ばしてよいのかな。その辺のルールがわからないので、捕まって没収されても文句いえないよね。
ホテルに戻って、夕食は下のショッピングモール「K11」の中にある中華料理店に入り、コース料理を頼んでみました。
が、、、まずもって、メインが最初に出てきました。前菜とかスープとかはどこに行った。だが腹は減っているのでひとくちふたくちと食べる。そうしているとこに前菜がやっと出てくる。
味は普通でしたが、あまり印象はよくなかったので、お店の名前は伏せておきます。
そんなこんなで、香港2日目の夜は更けていきました。